Thursday, February 20, 2014

珍客、その後

その日は、突然やってきた。
一人で黙々と仕事をしていた24時、飲んでいた紅茶がなくなり、そろそろ寝ようかと思っていたとき、
突然耳に入ってきた「…ミャァオォォォ…」という心細い声。
びっくりして上を見上げると、高さ2メートルの棚の上から、猫がジーっと私を見下ろしているではないか!

数日前にハウスシェアしているイタリア人が、「この猫妊娠してるね」と言っていたのを思い出した。あ、ここで産むんだな。
私と猫は、なんとなく、お互い干渉し合わない様にしよう的な合図を送りあい、次の日の朝を迎えた。

朝、、、
間違いなく猫の声が一匹ではない。産まれている。
一度も猫を飼ったことがない私。しかも、昨日まで野良猫だった猫で、2メートルもの高さから見下ろされていても、どうしようもできない。
ということで、大家さんへ助けを求め直行。
すると、大家さん、大喜び!カンボジアでは猫が自宅で出産すると、幸運をもたらすといわれているらしい。

というわけで、産まれた3匹の子猫はあれよあれよと大きくなり、ただいま5週目に入りました。
名前は、ステラちゃん・ミスティーちゃん・ザイオンくんに決定。
ステラ
ミスティー
ザイオン

ザイオンは、高校のときから子供ができたらザイオンという名前にしようと思っていて、自分ではすごくかっこいいと思っていたのに、親友に馬鹿にされて結構ショックを受けたことがあります。

猫好きなフランス語の先生にえさは絶対自分で作ったほうがいいよ、と言われ、しかもなんだかちょっと脅し気味に言われて(笑)自分で作ってるんですけど、なんかこれはこれでとても楽しい。
自分ではもうお肉もお魚も調理しないと思っていたけど、猫のためにせっせとお魚を調理している自分にちょっと笑ってしまう今日この頃です。