Wednesday, February 25, 2009

最近のあれこれ

最近、当店には音楽好きな人たちが集まってくださるようになりました。
なんだか嬉しい、ただ単純に嬉しくて、ついつい店の音楽にも凝りだすと、
もう止まらなくなるんだろうなぁ。
一時期懲りすぎて、日本に帰りたい症候群に駆られ、
変え様がない今の状況に泣き崩れた夜もあります。
それくらいシェムリアップの音楽事情はよくありませんでした。
でも今ではそれもよし、むしろ最近の音楽シーンを知るよりも、変わらない音楽を好むようになりました。


そして当店で最近かけている音楽は70年代、80年代のアルバムが多いです。
いいですね、変わらない音楽、愛され続ける音楽、やっぱりいいです。



そこで先日お客様に聞かれたアルバム、
幸か不幸か忙しくてお答えする時間もないのでここで少しご紹介。

Crosby, Stills, Nash & youngのDeja Vu



最近ライブ版も出たとかで、日本でも少し話題になったのでしょうか。


ご存知の方はもう説明も不要かと思いますが、

The ByrdsのDavid Crosby,
Buffalo SpringfieldのStephen Stills,
The Holliesの Graham Nash,
すべて1960年代に活躍したバンドのメンバーがまずcrosby, stills & nashというバンドを結成し、
後にNeil Youngが加わりCrosby, Stills, Nash & youngとなりました。


このバンド、何が素晴らしいってコーラスワーク。
私が初めてNeil Youngを聴いたとき、女の人だと勘違いしたんですが(笑)
4人とも本当に男ですか?と疑いたくなるステキな声ででして、また素晴らしいハーモニーなんです。



もう少し突っ込んだ話をしましょう。
彼らがそれぞれのバンドで活動していた60年代、
アメリカではヒッピーが生まれ、ヨーロッパではR&Bが上陸、
レゲエやスカがジャマイカで生まれ、ビートルズも最盛期、
世界中で新しい芸術が盛んだったんだと思います。

しかしCSN&Yが活動した1970年前後はヒッピー文化も崩壊し始め、ビートルズが解散、
ジャニス・ジョプリンやジミ・ヘンドリックス、ジム・モリソンといった
時代を象徴したスター達が相次いで死亡、
いわゆる「ロックの幸福な季節」が終わりを迎えつつあった時期だったと思われます。



その時期のイメージと強く結びついるCSN&Y、
特にアメリカのヒッピー世代のノスタルジーを刺激する存在となっていますが、
このことで彼らが遺した音楽の価値が朽ちる事はなく、
美しいハーモニーの調和と、バンド名にも表れているいい意味でのバンドという組織に囚われない
あくまでもメンバー各々の個性を寄り合うものであり、
だからこそ緊張関係が保たれたCSN&Yの本来的な意味でのプログレッシヴなアメリカン・ロックというスタイルは
永遠に受け継がれています。

EaglesやLed Zeppelinなど多くのロックスターに影響を与え続けているんです。
そしてまだまだ現役であり続けるロックスター、
今後も素晴らしいハーモニーを聴かせて欲しいなぁと思います。

2 comments:

Anonymous said...

このアルバム・・・どっかで見たことあるんやけど思い出さない><
英語拒否反応があってアルバムなんかもジックリ見ない傾向にあるので憶えられるハズありませんわ

昔の曲っていいですよね。
最近、Earth, Wind & Fireにハマってます。YouTubeで(笑)

Unknown said...

>にわとり様
Earth, Wind & Fire!!
私も好きです。いいですよねー。
もう30年でしょ、ステキなオジサマ達。。

ライブに行ってみたいものです。